新車を考えている人への注意点

新卒のときに思い切って買った新車。これが人生で一番後悔する買い物になると当時は微塵も考えていなかった。著者が初めての車を新車に選んで後悔した理由と、これから車を買う人に注意してほしいポイントを解説する。

車の購入は人生の中で数えるくらいしか経験しない大きな買い物だ。著者と同じ失敗をする人を極力減らしたいので是非最後まで読んでほしい。

新車を購入して後悔した理由

ローンという名の足枷

著者は高卒で工場勤務することになったため、初めの数年は給料が少なかった。
居住区は田舎。移動手段として車がほぼ必需品となるため購入する必要があった。

まず、新車を購入するということは多額の負債を背負うということにつながる。限定車でもなければ大抵価値が下がる物であり、3ナンバーサイズの普通車なら尚更である。そしてそれをローンで購入するため金利分も損する羽目になる。これほど完成された負債は中々無いだろう。

お金の勉強を全くしていなかった当時の著者は、ローンを組むことをサブスクと同じようなものだと考えており、全く恐れていなかった。いわゆる情弱である。おまけに自分に自信がなかったので見栄っ張りだった。そんな人間だったため、当たり前のように新車購入へ舵を取ってしまった。

購入当時は新車を満喫していたが、友達の誘いや当時の流行り等によってやりたいことが増えていった。しかし、車のローンが金銭的に足枷となって出来ることに制限が生まれてしまっていた。高卒のメリットである奨学金の返済が無いことを見事に打ち消してしまった。

思い出に残るような旅行・新しい趣味を始めるための道具購入・自分の中身と外見を磨くための自己投資など、すべてにおいて「本当に買いたい物」を我慢して低価格帯のもので妥協しなければならなかった。生活必需品はさすがに買えたが、友達が高い買い物をしたり旅行に行ってるのを横目に我慢を強いられるのは本当に辛かった。

遊び盛りの20代前半をローンの返済に費やし、思い出がほとんど作れなかったのは今でも強く後悔している。

これから車を購入する人へ

これから車を購入する人、特に新車を検討している人へ絶対に考えてほしいことがある。

  • 車が本当に必要なのか?
  • 贅沢と生活必需品を履き違えていないか?
  • 中古車に余計な心配をしていないか?
  • ローンを組むほど現在必要なものか?
  • 見栄が混じっていないか?

ローンは人生の足枷になる可能性が高いため、その場の欲求に従ったら満足の行く人生を送れない可能性が高い。車の購入は慎重になっても良い買い物だ、今一度考え直してみて欲しい。

上記に上げた注意点を一つずつ掘り下げていく。

車が本当に必要なのか?

住む地域によっては車が必需品と言われる場合がある。だが、本当に車がないと生活できないのか一度試してみて欲しい。

徒歩・公共交通機関・自転車・レンタカーなど、車の所有が必要無くなるように生活範囲をコントロールするという方法もある。引っ越し代がかかるかもしれないが、車の維持費がチリツモで引っ越し代以上になる可能性のほうが高い。おすすめは職場の近くに引っ越すことだ。出来る選択肢をもう一度確認してみよう。

周りの人が口を揃えて車が必要だと言っていたとしても、まず立ち止まってほしい。
あなたの人生はあなたがコントロールするべきだし、お金を出すのはあなたの財布からだ。
納得の行く人生にしたいなら、自分の本心に従おう。

贅沢と生活必需品を履き違えていないか?

なんのために車を買おうとしているかを一度考えて欲しい。

  • 仕事の通勤手段
  • 買い物の移動手段
  • 家族・友人を乗せて出かける
  • ドライブを楽しみたい

これらが主な理由になると思う。だが、これらは中古の軽自動車やコンパクトカーでも叶えることはできるため新車を買う必要はないし、贅沢に分類される。ましてや車格の大きい車なら尚更だ。

これ以上ないほど惚れ込んだ車があり、その車を新車で納車するのが夢だというならば満足する贅沢になると思うが、大抵の場合はそんな熱い情熱は持たず移動手段の確保として車を購入する人がほとんどだと思う。その結果後悔する浪費になってしまう。

数百万円も使って新車を納車するという贅沢をしたいのか、購入費を抑えて旅行や趣味で贅沢をしたいのか、自分が納得するお金の使い方をしよう。

中古車に余計な心配をしていないか?

中古車は汚くて壊れやすく信用できないと思っている人もいる。だが、それは全くの誤解だ。

確かに中古車検索で最安値付近 or 20万キロ近い過走行車 or 15~20年前くらいの古い車は故障する可能性が高いが適切な中古車を選べば何も問題はない。

そもそも納車するまでにしっかり整備・クリーニングをしてもらえることが大半だ。個人で営んでいる小さな中古車販売店でも納車整備をしてくれるところが多い。信用問題に関わるからだ。それに日本車は品質がバグっているため、5年~7年落ちくらいの個体なら整備後でもほとんど大きな故障は起きない。実車確認の際にエンジンを掛けて何ともなさそうなら、まず安心して買っていいと思う。

ローンを組むほど現在必要なものか?

新車と中古車両方に当てはまる話になるが、ローンを組むのは絶対におすすめしない。

ローンを組むということは契約した年数分、毎月必ずお金を抜かれることになる。単純に考えると毎月の手取りが減るということだ。この負担は想像以上に大きいし、精神的なストレスもかかる。それに会社から毎月必ず同じ額の給料を出してもらえるとしても、あなたの出費は毎月同じではない可能性も高い。

  • 車の整備に関する出費(ガソリン代・オイル交換などの整備代・タイヤ代など)
  • 遊びに行った際に発生した出費
  • 自分へのご褒美として買ったお菓子や外食代などの小さな贅沢
  • 別の趣味への出費
  • 事故や病気などの突発的なトラブルに対する出費

我慢できる出費もあるが、避けられない出費も起こり得る。そのために日頃から生活防衛資金を貯金しておくべきなのだが、毎月ローンで引かれると貯金の難易度が爆上がりする。そのぶん貯金に費やす期間が長くなり、自分が本当にお金を出して贅沢したいときに出せない可能性も高くなる。

「高くても好きな車を若いうちにフルローンで買うべき」という意見もあるが、それは趣味が車だけでも満足する人だけだ。若いうちに色々経験・挑戦したいと思っている人にはまず当てはまらない。多くの人は借金無し・貯金有りという盾を用意したほうが心配事が減って幸せに繋がる。

一部のインフルエンサーや有名な実業家が「ローンで買ったほうが得」という意見を提唱しているが、これは既にまとまった資産を確保しているかつ金利以上に投資で稼げる実力がある人間だけだ。投資市場はそんな単純ではないためローンの金利以上に稼げる人は限られているし、そもそもまとまった金が無いからローンに頼ろうとしているなら投資以前の問題だ。

人生を良くしたいならお金の心配事は増やさないほうが良い。なのでどうしても車が必要ならば中古車を現金一括で買うのが懸命だろう。著者は車好きだが、過去に戻れるならそうしている。

見栄が混じっていないか?

これは「新車を買った」ということを自慢したいかどうかだ。

新車を買うのは気分が良くなる。購入が決まった時のディーラーの対応が良くて、自分が認められた気になる。新車だということを他人に話せば驚いてくれる。その反応でまた自分が認められた気になる。

だが、やったことは割高料金を出して現行車を買っただけである。ここだけ見れば金を無駄にしたと思えてしまう。

それに、新車に限らず自分がお金を持っているアピールをしても良いことは何一つない。一時は持ち上げてくれても裏で金を持っているという噂が広まり、あらぬ風評被害や窃盗団に目をつけられる確率が高くなる。

他人から承認される為に高い金をだしても結局満足することは無く、必ずまた違う車が欲しくなる。満たされない承認欲求で金をドブに捨てるのは本当に勿体ない。

周囲の反応ではなく、本来の目的と向き合って本当に必要なものを購入しよう。

新車購入のメリットとデメリットを天秤にかけてから買おう

ここまで車を買うこと、特に新車を買うことに対してのデメリットを書いてきた。だが、本当に好きならば新車を購入するのは良いと考えている。やってはいけないのは新車を衝動買いすることだ。

予算が十分にあって本当に欲しい車が見つかっているのなら、新車独特の良い香り、傷一つ無い綺麗な状態、好きなオプションがついた自分にとって憧れの車を新車で納車するのが一番幸せに繋がるし後悔も少ない。

絶対に衝動的に動かず、自分の置かれた環境と気持ちを確認してから購入に踏み出そう。

ここまで読んでくれた人が良いカーライフを送れますように祈っています!

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